Home 花ごよみindex

ハナノキ

3月下旬、境内末社の豊玉稲荷社南庭に、ハナノキ(花の木)が真紅色の花を咲かせます。
「ハナノキ」はカエデ科の落葉高木で、自生しているのは愛知・長野・岐阜・滋賀の4県のみです。
山地の湿地にまれに生えますが、分布域が限られ、個体数が少ないところから環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧種U類に指定されています。愛知県の県木になっています。
葉が出る前に、カエデの仲間にしては目立つ赤い花をつけます。めしべやおしべが目立つだけの小さい花ですが、枝いっぱいに咲くため、木全体が赤いベールをかぶったように見えます。これが名前の由来です。雌雄異株で、雌の木では赤い実が大きくなっていくのが見られます。秋季もきれいで、葉が紅葉または黄葉します。特徴のある裏の白い葉が目立ちます。ハナカエデ(花楓)ともいいます。
参拝の折には是非ご観賞下さい。(現在の様子はmail・tel052-751-0788などでお問い合せ下さい)
昨年の様子

Home 花ごよみindex